かつてのBCL少年も初めての方もぜひ再びロマンの世界へ


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PERSEUSかんたんマニュアル

BCL受信機の新しい流れになるといわれてるSDR(Software Defined Radio)。SDR-14, SDR-IQPERSEUSと、広い帯域の受信音を記録できる機種がリリースされ、DX’erの間で注目を集めてます。

とはいえ、SDRはごくわずかなDX’erが導入してるにとどまってて、新型の発表が途絶えてしまった短波受信機に取って替わるものになるか、まだはっきりしません。


*「パソコン(キーボードとマウス)で受信する」ことに抵抗がある
*操作が難しそう。そもそもパソコン自体に詳しくない
*パソコンの周辺機器みたいな外観。メカニカルな「受信機」のイメージと違う
*SDRと高スペックパソコン両方が必要なので、高くつく
*入手しにくい。マニュアルが英語でとっつきにくい
*こんな小さなブラックボックスで、どのくらいの性能があるのか
*いままでの受信の手間・苦労を省いて、楽に「一網打尽」できてしまうところに後ろめたさを感じる・・

ノスタルジーを味わう趣味「BCL」に、最新のテクノロジーは似合わない。
「釣り」が楽しいのであって、「巻き網漁」は美学に反する。
受信の「過程」が楽しいのに、そこを省いて嬉しいのか。

という否定的な意見は直接聞かないけど、SDRを愛用するDX’erからの「こんなに便利で楽しいよ!」「こんなにたくさんのDX局がトロールできたよ!」といった声も、あまり聞かない(表に出ない)ように思います。

可能性を秘めた受信機が目の前にあるというのに、このもどかしさは何だろう。誰もが、息をひそめてSDRを前に固まっている。SDRとはいったい何だろう。本当にとっつきにくい受信機なのか。この先BCLにどんな影響を与えるんだろう。


固まっていても仕方がない。受信機としての完成度が非常によく、周辺ソフトも充実していると評判のPERSEUSを使ってみました。ここでは、私(SDR初心者)の使用体験を備忘録します。
ちなみに、私の使用しているコンピュータは以下の仕様です。受信、記録ともにストレスは感じませんでした。

CPU: Intel Core 2 Duo プロセッサーT9300(デュアルコア / 2.5GHz / L2キャッシュ6MB)
グラフィック:NVIDIA GeForce 8600M GS 256MB
メモリ:4GB DDR2 SO-DIMM (667MHz/2GB×2/デュアルチャネル)
HD:250GB ハードディスク(5400rpm/ シリアルATA/2.5インチ)
OS: Microsoft Windows Vista Home Premium


●PERSEUSを買う
現時点では、PERSEUS Distributorsの各社から購入するしかありません。唯一日本語が通じる取扱先はナカトヨドットコムのみですが、近日中にAORが日本の総代理店になり、国内小売店でも販売されるようになります(取説も日本語版になるそうです)。

●PERSEUSが届く
シンプルなデザインの箱を開けると、PERSEUS本体と、ソフトウェアや取扱説明書(英語)の入ったDVD RW1枚、USBコード、MJ-BNCPオス変換コネクタ、ACコードに、日本国内対応コンセントプラグが付属されています。
PERSEUS本体は、外付けMOドライブくらいの大きさのボックスです。小さく軽く、場所を取りません。
c0077964_11455451.jpg

●PERSEUSのセットアップ
PERSEUS Downroad Areaにアクセスし、PERSEUS CONTROL SOFTWAREの最新版(現時点では V1.1B。付属DVDのものはV1.0Fだった)をあらかじめパソコンにインストールしておく。
②コンピュータの電源を入れてWindows Vistaを起動、PERSEUSに付いていたDVD RWをコンピュータにセットします。
③付属のACコードのコネクタ部分に、国内用コンセントプラグをセットします。ACコードをPERSEUSとコンセントに差し込みます。
④USBケーブルを、PERSEUSとコンピュータの USBポートへそれぞれ接続します。PERSEUS本体のOnランプと、+10、+20ランプがそれぞれ点灯します。
⑤デスクトップに「新しいハードウェアが見つかりました」ダイアログが出ます。「ドライバソフトウェアを検索してインストールします」を選択、続いて「コ ンピュータを参照して ドライバソフトウェア を検索します。ドライバソフトウェアを手動で検索してインストールします」を選択します。
⑥「コンピュータ上のドライバソフトウェアを参照します」ダイアログで、「次の場所でドライバソフトウェアを検索します」の項目の「参照」ボタンをクリックして、PERSEUS DVD RW内にある「Drivers」フォルダを選択し、「開く」をクリックします。
⑦「このドライバソフトウェアをインストールします」をクリックで、インストールが実行されます。終了したら「閉じる」ボタンを押します。
⑧USBドライバソフトのインストールが完了したら、DVD RWを取り出します。ダウンロードしておいたPERSEUS CONTROL SOFTWARE V1.1Bフォルダの中の「perseus.exe」をダブルクリックで、PERSEUSが起動します。PERSEUS本体のランプはOnのみが点灯し、デスクトップに操作ウインドウが表示され、パソコンのスピーカから受信音が流れ出します。
(下画面は、630kHz KUAMを受信中)
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最初、「perseus.exe」を何度クリックしても「PERSEUSが見つかりません(英語表示)」と出て起動せず、数時間悩みました。幸い太さんからの電話に救われ、USBドライバソフトをまずダウンロードすることを教わりました(取扱説明書には、この辺のくだりもちゃんと書いてあります)。普通の通信型受信機なら、箱から出して、アンテナに繋げて、電源に差し込んで、スイッチ入れれば聞こえるのに、SDRで聞こうとすると、けっこう手数がかかります。

●PERSEUSで聞く
操作画面は、大型の受信機のようにデザインされ使いやすいです。詳しい操作法は説明書を読まないといけませんが、幸いにも説明書がPDFファイルなので、英語が苦手な方は、英文を翻訳サイトなどで日本語変換すれば大体の意味は掴めると思います。
とりあえず受信するには、画面左中央の「FREQUENCY」カウンタをダブルクリックすると10キー入力の小窓が出ますので、そこからダイレクトに周波数を入力します。画面上半分を占めるスペクトラム表示上で、マウスのホイールボタンを回すと周波数が可変します(可変ステップは「Wheel Step」で変更可能)。また、スペクトラム表示上にカーソルを持っていき、任意の位置でダブルクリックすると、そこに受信周波数が移動します。受信周波数(黄色の縦ライン)を左右にドラッグしても、受信周波数を可変できます。
PBTやNotch、フィルタ帯域も自由に可変できます。画面右下の「MEM」には、受信している局名や放送時間が表示されます(PERSEUS CONTROL SOFTWAREフォルダに周波数リストtxtファイルを追加することで、さらに詳細な受信局表示が可能)。
AM・SSB両受信音は耳に比較的優しく聞き疲れせず、それでいて音声はノイズから浮き上がって聞こえています(感覚的には、AR7030とJRC・ICOM機の中間のような音質)。昨晩はX-Bandを中心にTP局も十分受信できていました。
広い帯域を記録してじっくりDXをチェックするもよし、バンドサーベイを効率的にするもよし、1局をじっくり受信するもよし、幅広い聞き方ができる受信機です。


パソコン受信機なのに、操作感や音質がアナログ受信機に近いせいか、普通の通信型受信機を使ってるかのような錯覚にとらわれます。以前某OMが「こんなにワクワクする受信機に久しぶりに出会った」と興奮気味におっしゃってましたが、遅ればせながら私もワクワク感を実感できました。基本性能の高さ、800KHzにおよぶ帯域記録機能(今後さらに広がる予定)、バージョンアップして進化していくソフトウェア・・まさに「可能性にあふれた、夢のある受信機」だと思います。
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by bclguide | 2008-08-26 12:14 | 受信機 | Comments(44)

ハムフェア2008

初秋を思わせる涼しさの中、ハムフェア2008へ出掛けました。
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メーカーの展示やクラブのブース、講演会など1日中無線・ラジオ趣味に浸れる催しですが、同時に仲間や遠来のお知り合いとの出会いや会話が楽しめるのも、大型イベントのいいところです。オープンカフェでビールを飲みつつ、談笑が弾みました。
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BCL的には、JSWCや三才ブックスのブース、ビンテージBCLラジオの展示即売ブースに注目です。
アマチュア無線ブースの中にも、BCLにとって面白いものもたくさん見かけました。
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大進無線のブースにあったコモンモード・チョークDCF-RF24W-1D-28T。本来はアマチュア無線局が電波を出す際に、同軸ケーブルなどから発生して周辺の電気機器などに妨害を与える不要電波を抑制するためのフィルターです。CQ誌2008年8月号に「1.8~7MHz帯での受信ノイズ対策にも有効」という記事がありました。効果のほどはいかに。自作も容易です。
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こちらはミズホ通信の中波用ループアンテナUZ-7ss、UZ-8DXに汎用可能な大型フェライトバーの販売と、アンテナ試作見本。迫力があります。
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短波DRM放送受信用のIFコンバータキットもありました。


「ハム仲間のオアシス」ブースで、CQ誌連載でおなじみのハムハムちゃんTシャツをゲット。かみさんにお土産です。作者のYUKINOTAさんにもお会いできました。感激!
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by bclguide | 2008-08-24 15:08 | 行事・イベント | Comments(4)

山田OMのおもいで

先日、BCLブームの牽引者であった山田耕嗣OMが逝去されました。たくさんの入門書を書かれ、常に「BCL入門者」へのノウハウを絶やさず提供し続け、同時に自分自身の楽しみ方を精力的に追求しておられた大先輩でした。
この場を借り、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


私個人は山田OMとの接点はほとんどありません。山田OMの過去の著作はなぜか手にする機会が無かったんです。ブーム下火で、あまり書店で見かけなかったからかもしれないし、実業之日本社刊のBCLブックシリーズは 中学生の頃すでに子供向けに感じて敬遠していたからかもしれません。それでもお名前だけは知っていたし、「BCLを職業にしていていいな・・」なんて思っていました(もちろん、それは大きな間違いであることを後に知った)。

唯一、山田OMから1度だけメールを頂戴したことがあります。2004年の正月、モンゴルの声日本語放送の番組「お年玉クイズ」に応募し運良く当選したことがあって、当選結果発表の放送があった当日(翌日?)に、突然山田OMから「祝当選!オメデトウ」のような文面のメールが届いて非常にびっくりしました。まったく面識のなかった私のメールアドレスを知っていたことにも驚いたし、放送を聴き損ねていたので、そのメールで当選を知ったことにもびっくりした。即座にお礼のメールをしましたが、返信はその後二度と無かったです。いまでもキツネにつままれたような気持ちだし、いかにも山田OMらしいご祝辞を頂戴したんだな・・とも思います。


山田OMの著作で好きだったのが、日本短波クラブの会誌SWDX GUIDEに連載されていた「今夜も笑いかわせみ」。即座にファンになり、JSWCから連載をまとめた書籍も取り寄せました。
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BCLや雑学を語る著者と、アシスタントのオペタ女史(なんのアシスタントだったのか不明)の会話で進められるこのコラムは、多彩で膨大な情報量に毎回驚かされ、時折はさまれる下ネタにニヤニヤし、山田OMの博学と精力を垣間見た思いがしました。


いつかは実際にお会いして、じかにお話をしてみたい・・とおもいつつ、ハムフェアでも機会が無く、JSWCのミーティングも未参加だったので、永遠に会える機会を失ってしまいました。後悔と慙愧に堪えません。
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by bclguide | 2008-08-22 20:56 | BCL talk | Comments(2)

Eスポ受信の魅力2

6月21日の夏至をひと月半過ぎた今でも、スポラディックE伝搬の遠距離FMDXが可能です。EスポDXingをはじめて3年、今年もエキサイティングな体験ができました。昨年に続き、自分なりに体験した受信の実際やその魅力について綴りたいと思います。なお、当内容は神奈川県横浜市での受信をもとにしています。国内各地域で、受信可能エリア・局は異なってきます。


①Eスポ受信のタイミング
とある休日。どうやら現在Eスポのシーズンらしい。朝、リグのスイッチを入れてみるが何も聞こえない・・おっと、バスが来る時間だ、きょうは家族と買い物めぐり。デパートとスーパーのハシゴをしてる間にお昼になった。ふと携帯でDX関係のBBSをみると、Eスポが爆裂してるとの情報で賑わっている!はやる気持ちを胸に帰宅。あわててシャックで受信するも、FM帯は朝と同じ静かなまま・・

聞きたいときに聞こえず、聞いてない時に聞こえまくっているという、「マーフィーの法則」。なかなかタイミングが合わないものです。チャンスはいつ、どこにあるのか・・
私自身のログを見返し、ここ横浜の2008年度Eスポオープン日を列記してみます。後ろに*のついた日は、4局以上ID確認が取れた日です。

5/19、21、24、28、29、31
6/3*、4、5、6*、7、9*、10、11、12、13、15、16*、17*、18*、19*、20、21*、22*、23、25、27*、29*
7/3、5、6*、7、8、9*、10、11*、12、13*、14*、16、17*、18*、19*、21、22、23*、24*、25*、26*、27*、28*、29、30*、31*
8/1、2*、3、5

ほぼ連日聞こえてることがわかります。もちろんチェック出来なかった日もあるので、これ以外に聞こえていた日もあったかもしれません。つまりEスポ受信のチャンスは、シーズン中は常にあるということです。もちろん、オープンする時間帯は日によってまちまちで、朝7~8時台だけ聞こえる日もあれば、朝から夜20時を過ぎてもずっと聞こえ続ける日もあります。弱く頼りなげに聞こえる日もあれば、一日中爆裂状態で音が歪んでる日もあります。珍局受信は時の運です。

チャンスを逃さないためには、シーズン中はラジオとICレコーダを肌身離さず持ち歩く。車で移動中は常にカーラジオをサーチする。FM-DXにアクティブなBBSのチェックを欠かさない。FM帯はエアコンノイズの影響を受けにくいので、クーラーのきいた快適な室内でワッチが可能です。もちろんバカンス=偽装ぺディなのです。コンディションのいい日に当たれば、関東のDX’erがロッドアンテナでフィリピンFMを受信したという話もあります。ほんのちょっとした時間、労苦を惜しまずRXに火を入れれば、そこにはめくるめくDXingの世界が待っているのです。

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②中国語IDを聞き取る
念願かなってEスポオープン日に巡り当った。さあ、聞くぞ!・・ダイヤルを回すとどこもかしこも中国語だらけ。なんかみんな同じに聞こえるし、いったいどの地域が開けてるのかもよく分からない・・あ、いま「なんたらクワンポーテンタイ」とかいったな!どれどれ、2008TVFM受信ガイドを開いてと・・該当周波数にはそれらしき局が載ってない。いまのどこの局だ?分からない~・・

隣の国なのに、なぜか中国語はとっつきにくい。でもはるか地球の裏の南米スペイン語は慣れている・・といった御仁も多いと思われます。しかし実際、Eスポで最も受信頻度の高いのは中国局です。食わず嫌いはもったいない。隣国とはいえ1000~2000km以上彼方からの異常伝搬。音楽も楽しいし北京オリンピックの盛り上がりも体感できます。なんとかIDを確認してみたい。

中国のFMバンドは、現在数多くの放送局が林立しています。日本のNHKにあたる中央人民広播電台の数が近年膨れ上がり、そこに増加する各省級放送局の系列局が重なり合って、バンドは満員電車のような状態です。でも中国局は、正時直後はもとよりCM前後のトーク中やCM中にも頻繁にIDが出ますので、混信やQSBでもかなり確認のチャンスがあります。

IDの出方でもっともポピュラーなのが、

『××人民広播電台』[rén mín guǎng bō diàn tái](××レンミンクヮンポーティエンタイ)「××人民(ラジオ)放送局」
『這里是×××』[zhè lǐ shì](チョーリーシー×××)「こちらは×××です」
『您現在収聴的是×××』[nín xiàn zài shōu tīng de shì](ニンシェンツァイショウティンタシー×××)「あなたが今聴いているのは×××です」

などです。このようなパターンを基本に様々なバリエーションがあります。細かく何と出てるのかは、JVUDXCの会報や、FM DX’erのHPログを拝見する、BBSや実際にお会いするなどしてOMに伺うのがいいと思います。最初は「クヮンポーティエンタイ」のところしか分かりませんが、聞き込んでいくうちに“您現在”“您正在”の違いも気になってくるでしょう・・

87.6MHz北京文芸広播のID一例です。
『娯楽調頻八十七点六北京文芸広播。您現在収聴的是幽默集装箱。♪八七点六』[yú lè tiáo pín bā shí qī diǎn liù bĕi jīng wén yún guǎng bō. nín xiàn zài shōu tīng de shì yōu mò jí zhuāng xiāng. ♪bā qī diǎn liù](ユーラーチャオピンパーシチーティアンリゥペイチンウェンインクヮンポー。ニンシェンツァイショウティンタシーユーモゥチーシュアンシァン。♪パーチーティアンリゥ)「娯楽FM87.6北京文芸ラジオ。あなたが今聴いているのはユーモアコンテナです」

また、”This is ~“”You are listening to~””~Radio”など英語のIDも同時に出たりします。”Colorful Radio””Simul Radio””M Radio”など局の愛称もよく聞かれますが、なまりのある英語も多く聞き取りにくいです。

このほか、IDやアナウンス部分でよく出てくる単語いろいろ。

『北京時間』[bĕi jīng shí jiān](ペイチンシーチェン)「北京時間」
『頻道』[pín dào](ピンタオ)「チャンネル」
『頻率』[pín lǜ](ピンリュー)「周波数、チャンネル」
『調頻』[tiáo pín](ティアオピン)「FM」
『中波』[zhōng bō](チョンポー)「AM」
『××之声』[zhī shēng](チーション)「××の声」
『綜合』[zōng hé](ソンホー)「総合」
『節目』[jié mù](チェムー)「番組」
『兆赫』[zhào hè](チャオホー)「MHz」
『千赫』[qiān hè](チェンホー)「kHz」
『有線』[yŏu xiàn](ユーシャン)「有線」
『転播』[zhuǎn bō](ファンホー)「中継」
『聴衆朋友』[tīng zhòng péng yŏu](ティンツォンポンヨウ)「リスナーの皆さん」
『熱線電話』[rè xiàn diàn huà](レーシンティアンファ)「直通電話、ホットライン」
『咨詢電話』[zī xún diàn huà](ツーシュンティアンファ)「問い合わせ電話」

IDのなかの肝心の地名部分ですが、資料を調べても分からない場合があります。
聞き取ったピンインから推測するのが難しい場合、番組中やCMで流れる電話番号から調べる方法があります。

7月31日、93.1MHzで「スイニン人民広播電台」というIDが取れました。TV-FM受信ガイド最新版にも載ってません。どこの局だろう・・「スイニン」という地名を、アジア放送研究会の中華人民共和国行政区画発音ピンイン手冊で調べてみると、それらしい地名がピンインで[sui ning]とあり、江蘇省徐州市睢寧 [suī níng]県、湖南省邵陽市綏寧[suí níng]県、四川省遂寧[suì níng]市、の三つが該当しています。四声(中国語の音節の音の上げ下げ)の聞き取りは私自身まだあやふやですが、湖南省と四川省は遠距離すぎてEスポ受信の可能性が低いこと、15分ほど前に88.5で江蘇健康広播を受信していることから「睢寧」ではないかと推定。さらに、番組内で盛んに電話番号をアナウンスしており、その中から「88361890」の番号が聞き取れました。さてここで局HPを探します。中国の検索サイト百度に「睢寧 電台」と入力(以前は翻訳サイトなどで事前に簡体字に変換してから入力してましたが、最近は入力して検索開始すると、“睢宁 电台”と簡体字に自動変換されて結果表示されます)すると、睢寧人民広播電台のHPを発見。トップページに周波数と電話番号が表記されているのを確認。以上のような経緯で、「スイニン人民広播電台」を「睢寧人民広播電台」とほぼ確定できました。

電話番号にも使われる中国語の数字を挙げておきます。
『一』[yī](イー)
『二』[èr](アー)
『三』[sān](サン)
『四』[sì](スー)
『五』[wŭ](ウー)
『六』[liù](リゥ)
『七』[qī](チー)
『八』[bā](パー)
『九』[jiŭ](チゥ)
『十』[shí](シー)
『零』[líng](リン)
『幺』[yāo](ヤオ)『一』の別な表現。こちらもよく使われる。
『点』[diǎn](ティアン)

中国局の確認はこの道程がおもしろさの一つです。局の情報が少なく、非常に流動的なところも確認を難しくさせますが、同時に探り出す楽しさがうまれます。
*ID確認の注意点ですが、番組CM中に「系列別局の番組名や放送局名」がアナウンスされることがよくあります。「CM」なのか「ID」なのか聞き分けるのは難しいです。また、番組自体が「別局の中継」だったりすることもあり、勘違いしないよう注意が必要です。資料に無い局で判断に困った場合は、あせって自己判断せずOMに問い合わせてみましょう。

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③中国局の素性を知る
IDも無事確認。聞き取った局名を書き起こしてみる。「長春人民広播電台郷村戯曲広播」「河北電台文芸広播色彩調頻」「寧波電台交通音楽頻道交通之声」「汽車電台西湖之声」「嘉興人民広播電台城郷生活頻率」・・なんだか複雑な名前ばかりだ。いったいどういう性格の局なんだろう・・

中国のTV ・ラジオ放送局は、中央、省、市などの地区、県、などの行政単位で枝分かれしている。中央(中央人民広播電台・中国国際広播電台)はもちろん、多くの情報を発信する省、地区の局だと、普通の「人民広播電台(総合放送局)」以外に様々な専門チャンネルに分かれています。これら系列台(局)は増え続けており、それぞれのIDがあります。主だった系列台の種類を列記します(「台」の発音部分は省略)。

『新聞台』[xīn wén](シンウェン)ニュース専門局。
『経済台』[jīng jì](チンチー)経済ニュース専門局。
『文芸台』[wén yún](ウェンイン)文芸専門局。ラジオドラマや漫才、音楽番組。
『音楽台』[yīn yuè](インユェ)音楽専門局。歌謡番組やディスクジョッキーなど。
『交通台』[jiāo tōng](チャオトン)ドライバー専門局。交通情報や音楽、トーク番組。
『生活台』[shēng huó](シェンホー)生活情報専門局。ファッションやエンターテイメントの話題。
『都市台』[dū shì](トゥーシー)都市情報専門局。
『娯楽台』[yú lè](ユーラー)芸能情報専門局。ワイドショーなど。
『体育台』[tǐ yù](ティーユー)スポーツ専門局。スポーツニュースや試合中継。
『健康台』[jiàn kāng](チャンカン)健康情報専門局。
『旅遊台』[lǚ yóu](リューユー)旅情報専門局。観光地の歴史、グルメ、宿情報など。
『戯曲台』[xì qŭ](チークー)戯曲専門局。京劇などの伝統戯劇や戯曲の舞台など。
『故事台』[gù shì](クーシー)小説朗読専門局。子供向けから老人向けまで幅広い。
『評書台』[ping shū](ピンシュー)講談専門局。

番組内容は、例えば『経済台』でも音楽やテレホントークもあったり、局によって性格が違います。これら系列名は『経済生活広播』『音楽体育広播』のように組み合わさった形でも使われます。また、局によって『音楽台』『音楽広播』『音楽調頻』『音楽頻率』『音楽之声』『Music Radio』などと表現もいろいろです。

このほか、局のホームページを発見できたならば、多くの情報が得られ、局の概要を知ることができます。局スタッフの写真や番組表があり、受信の助けになります。ストリーム放送も盛んですので、パラチェックに使えるでしょう。


④DXを狙う
Eスポ受信でも、TP受信と同じ感覚のDXがあります。より内陸を、より遠距離を狙う醍醐味です。Eスポでよく開けるエリアは中国華中・華北・東北部が最も多く、次いでロシア沿海州、台湾北部、朝鮮半島南部、九州北部、北海道北部となっています。これはEスポ伝搬が可能になる距離が関係してくるようです。

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上図は横浜からよく受信できるエリアを表示した地図です(距離の円は正確なものではありません。周辺部ほど誤差が激しいです)。頻繁にオープンする中国各地域と、九州や北海道など時折開ける地域が、横浜からの直線距離でおよそ2100~800kmのエリア内にあることが分かります。この範囲外で受信経験のない地域が、なかなか聞こえないDXエリアとなります。近すぎてもNGだし、遠過ぎてもダメ。まれに入感するフィリピンTV音声やタイTV音声は3000~5000km以上遠くからで、Eスポのダブルホップと言われてますが、頻度は低く、FM帯まで上がってくれることもまれです。バックスキャッターによる近距離受信も、いまだ機会がなく経験がありません。

DXエリアがオープンするのは、TPとも似ていますがシーズンインとシーズンオフの時期に集中しています。実際に聴いていると、シーズン中の安定して聞こえる状態と違い、QSB・QRMが激しくフワフワして聞こえる日、朝から夜まで一日中開けている日、台湾や朝鮮半島、国内が聞こえている日は注意が必要です。安定して入感している日のほうがIDは取りやすいですが、常連エリアしか聞こえてこないことのほうが多いのです。

7月19日は、終日台湾がオープンする特異日でした。夜19時を過ぎても台湾方面らしき局が入感。88.3で弱く聞こえる局を録音すると、どうも台湾とも違うような印象を受けました。「ペタペタ」した独特の語感だけど、滑らかな発音で、中国語とも違います。NDXC画像・音声掲示板に録音をUPし教えを乞うたところ、OM諸兄の御教示を頂き、言語は広東語で、広東省の佛山電台であると確認できました。広東省佛山市は横浜から2930km、ダブルホップによる伝搬なのかシングルホップなのか、微妙でよく分かりません。。昨年今年と福建人民広播電台が取れていたのですが、お隣広東省はなかなか聞こえてこなかっただけに、にわかには信じられない気持です。昨年の88.0不明タイFM受信など、思わぬDXに驚くこともある、Eスポ受信なのです。


受信頻度から、どうしても中国の情報に偏ってしまいました。
まだまだEスポDXの醍醐味のほんの片隅です。皆さんもマイペースでDXingを楽しんでいただきたいと思います。
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by bclguide | 2008-08-06 17:31 | 放送の楽しみかた | Comments(13)